2009年11月に、引っ越しました!
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2009年05月30日

09年5月30日放送 障壁画

■二条城障壁画の復元模写で宝を守る
ゲスト:(有)川面美術研究所 代表取締役 所長 荒木かおりさん

090530.jpg 川面美術研究所は、明治5年の第1回都おどりの舞台美術を担当したことより現在に至っています。昭和21年、法隆寺金堂壁画模写事業から、文化財の障壁画等の修復や模写・新築建物の障壁画の仕事と、都おどりの舞台美術にたずさわっています。

 戦時中は空襲等から二条城の障壁画を守るため、大八車で亀岡へ疎開させる作業をしています。その後、昭和48年から「二条城二之丸御殿 障壁画 復元模写」事業を黒書院から始めました。現在は、白書院の復元模写作業を続けています。

 二条城は、二条城は徳川家康が建てた御殿を基本に、1926年後水尾天皇を迎えるため家光により整備されたものです。

 二条城には天井画約1000面、障壁画約1000面があります。狩野派による作画作業期間は、たったの1年半! 驚異的な速さです。1年間で約1500面、一月120面が進められました。模写作業は検討しながらなので時間が掛かるとはいえ、現在の模写作業の10倍のスピードです。<続く>

□建築の壁画
担当:伏木道雄

考古学的建造物に見られる他、旧京都朝日会館の東郷青児の壁画・丸亀市猪熊弦一郎現代美術館の陶壁画・養老昆虫館の馬と鹿の壁画などが見られます。 
建築と共に装飾(デザイン)として恒久的に残る(メンテナンスは必要ですが)壁画を纏う建築も造って行きたいですね。

音声:

☆本日の担当:下村委津子、伏木道雄
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2009年05月23日

09年5月23日放送 京うちわ

090523_2.jpg■芸術的な京うちわ
ゲスト:株式会社 阿以波 10代目 饗庭智之さん
    (中京区柳馬場通六角下ル)

これから必要になってくる夏の風物詩「団扇(うちわ)」を製造されている職人さんです。090523_1.jpg
創業320年の老舗、襲名としては10代目ですが経営者としてはもう数人代を重ねられ、一度も商売替えの無い歴史のあるお店です。

商売人としての歴史ではなく、職人としての歴史がこれだけ長く続けられているのが「団扇」の素晴らしさに表れているのか持ってきていただいた「団扇」に目を奪われます。
饗庭さんが作られているタイプの団扇は日本中で、もうこちらでしか製造されていないそうです。

「御所団扇」と言う言葉をお聞きになったことがあるでしょうか?
続きは放送をお聞きください。


音声:
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2009年05月16日

09年5月16日放送 つげぐし

△△△5月のテーマは「職人さん」△△△

090516_2.jpg
ゲスト:京つげぐし 十三や 工房 竹内昭親さん

 つげ櫛作りは、鹿児島からツゲの原木を取り寄せ、製材するところから始めます。製材の後、木が真っ直ぐになるよう反りを合わせ、紐で少しずつ締めながら、だいたい1週間かけて窯に入れて煙でいぶし乾燥させます。まっすぐになったら、窯でそのまま1年間ほど寝かします。その後窯から出して、さらに7年ぐらい寝かした材を使います。


□木材の種類
担当:近藤佑子


音声:


☆本日の担当:下村委津子、近藤佑子


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2009年05月09日

09年5月9日放送 ろうけつ染

090509.jpg■無段階グラデーションを染める技
ゲスト:ろうけつ染 村田和久さん(東山区松原通大和大路東)

 着物や帯の、ろうけつ染絵付をしています。
白地の生地に、文様の図柄を写し、蝋を筆でひいていきます。蝋の温度を細かく調節して、蝋の染み具合を調整し、生地に絵を描いていくのです。地色の染めは別の職方になります。はじめは薄い色から染めてゆき、だんだん濃い色を重ねて、最後に一つの柄になるよう、蝋を重ねます。鴨川なんかにスケッチをしにいって、植物の図案を描くことからすることもあります。

 蝋の厚みによって、全く色を染めないようにも、薄く染めるもできます。友禅染で染め分ける際に使う糊とはちがって、蝋は柔らかく染め分けることが出来ます。<続く>


□CADについて
担当:脇野貴史


音声:


☆本日の担当:小田木洋子、脇野貴史

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2009年04月11日

09年4月11日放送 和紙の照明器具

090411_1.jpg▽▽▽4月のテーマは「技術」です▽▽▽

■技術・感性の交流“包み込む光”
ゲスト:あかりデザイン工房 田畑教次さん (照明士)

 大学卒業後、和装業界で染色、金箔加工や飾り付けの仕事をしていました。和装の技術を利用した商品開発をしていて、和紙と出会いました。

 独立したのは7年ほど前。和紙で照明器具を作ることが専門で、基本は職人です。自分の手でほとんどのものを作ります。照明器具の場合、電気用品安全法により電圧のテストなどあります。

090411_2.jpg 手漉き和紙の職人さんとの出会いがあって、和紙のおもしろさに惹かれていきました。和風のみにカテゴライズされる和紙照明ではなく、和紙の多面的な可能性を追求し製作しています。<続く>
*Photo: あかりデザイン工房 アトリエにて

□身近にある和紙の特徴
担当:中村真由美

 ふすま、障子、壁紙、照明器具、屏風、書など、身近にある和紙は、あまりにも自然に日常生活の中にあります。和紙として接するというよりも、ふすま、障子、便せん、名刺など「物」として接しています。
 その和紙に光り、明かりを通すと和紙そのものの美しさが浮かび上がり改めて見入ってしまいます。


音声:


☆本日の担当:内藤郁子、中村真由美
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タグ:照明 和紙 京都
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2009年01月24日

09年1月24日放送 漆×建築

090124_2.jpg■伝統の技で空間設計
ゲスト:漆芸家 東端 唯さん (東端制作所)
    魚谷繁礼建築研究所 魚谷繁礼さん

 設計段階から、住宅に日本の伝統工芸である漆を取り入れる空間作りをされたお二人のコラボについてお聞きしました。

 「京都まちなかこだわり住宅」コンペで選ばれた住宅には、建材としても漆を用いられています。設計者として、普通、このような仕事を職人さんに頼む時は、具体的に絵を描いて「このようなものを作って欲しい」とお願いするものですが、東端さんの場合には言葉だけで伝えて、アイデアをお互いに出し合いながら設計してゆきました。
090124_1.jpg
 京都には漆器など作る職人がたくさん集まっています。昔から茶道具などで特に必要とされてきましたので。ただし壁や床など、大きな建材を扱える漆芸家はなかなかいません。社寺などの建物には、今でも多く漆が使われています。金閣寺の金箔は、漆を磨き上げた下地がないと貼れないとか。
 漆の透明感は他では出ないものです。周りの空間を映し込むのが特徴的です。工房の縁側など床にも漆を塗っています。ただし漆は紫外線に弱いので、日が当たるところは漆が落ちてきて木目がだんだん透けてくる。それも味です。

※写真上:魚谷さん、下:東端さん


□伝統工芸のこれから
担当:松尾大地


音声:


☆本日の担当:小田木洋子、松尾大地
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2009年01月19日

09年1月17日放送 京友禅とモラビトのコラボ

△▼△1月は『コラボ』をテーマにお届けします△▼△
090117.jpg
■京友禅〜海を超えたコラボレーション
ゲスト:吉川染匠株式会社 吉川博也さん

 京友禅は、全体で20工程ほどの作業を経てできあがります。基本的には手作業の一品生産です。京友禅の染匠とは、デザインの企画から完成までをトータルに見るプロデューサー的な役割を担っています。

 小さい時から吉川染匠の4代目であることを祖父から言われていました。子供の頃から作業場で遊んでいたので、慣れ親しんでいました。

 京友禅の技術が他の分野に生かせないかと考えていました。15年程前からフランスやイタリアの見本市に行ってきっかけをつくっていったのです。<続く>
 ※ MORABITO(モラビト)

□コラボレーション
担当:江坂幸典


音声:


☆本日の担当:小田木洋子、江坂幸典
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2008年05月24日

08年5月24日放送 西陣織の糸・整経

◇◆◇5月の月間テーマは「西陣の職人さん」です◇◆◇

■いい織物ができるまで
ゲスト:日本生糸(株) 西陣連合青年会 京都原糸親和会幹事長 柴田 栄さん
     有限会社渡部整経 西陣連合青年会 渡部友喜さん

 織物ができる、もとになるのが。桑を育てて蚕を作るのは養蚕農家であり、家蚕(かさん)と呼ぶ製糸業です。
 ひとつの蚕の糸は1本で、最初から最後までずっとつながっています。蚕が吐く糸の太さは3デニールです(1デニール=1gで9000m)。織物を織る時の糸の太さは21中が多いので、7本ぐらいを撚ることになります。この必要な糸の太さに撚る迄の工程が製糸業の仕事となります。

 整経の仕事は、経糸(たていと)だけを扱います。お得意先からスガ糸のまま糸を預かることからはじまります。次に、糸繰りということをします。それぞれの織物にあった糸数や長さにするためには、それぞれの糸を必要な個数の枠に糸繰りします。

 糸繰りの上手、下手によって次にする整経にもかなり影響します。西陣の織物は、少ない物で200本から多い物で1万5千本以上の経糸が使われます。080524.jpg

 最近では、全国女子駅伝のたすきや、ゴールテープを西陣織で作り使っていただいています。正絹のたすきは夏に涼しく、冬に温かく選手の方の身体にぴったり沿って使い勝手が良いと聞いています。
 ※写真左:渡部さん 右:柴田さん


◇建物内部の探究・室内の装飾品
担当:中村真由美

 人にとって建物とは、雨、風、暑さ寒さをしのぎ、外敵から身を守るためのものです。長い年月を経て今日に至る過程で創意工夫がされました。内部空間を整える「しつらい」は、装飾品に西陣の伝統産業の一部を取り入れることができます。過去にあった物を次世代の人が知り続けることをも可能にできます。

音声:

☆本日の出演:下村委津子、中村真由美

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2008年05月17日

08年5月17日放送 西陣織・製織

◇◆◇5月の月間テーマは「西陣の職人さん」です◇◆◇

■製織(せいしょく)
ゲスト:とみや織物株式会社 柳 正剛さん

080517.jpg 40年ほどこの世界に関わっています。
 製織では、まず糸商がブラジル・韓国・中国などから原糸を仕入れ、撚糸・金銀糸・染め糸になります。糸繰り、綜絖(そうこう)、製経、緯巻(ぬきまき)を経ます。紋意匠図からのデータが機械に入力され、私たちの製織で織り上がり、仕上げ行程の整理を経て、商品の完成です。

 本当にたくさんの職人さん達の手が加わっています。いくつかの部分は社内でもっていますが、やはり分業でするのが西陣の習わしですね。

 西陣織といえば、大きなお経のような紙の束が上の方から下がっていましたが、いまは見あたりません。織りの指令を出す部分で、紙に穴を掘っていましたが、フロッピーディスクに入力するようになりました。<続く>


◇黙認知から形式知へ
担当:山本晶三

 佐藤ひろゆきさんという方が、工芸繊維大学で「京壁の物性と機能及び施工法に関する研究」で博士号を取られました。土壁を寝かせる期間による強度の違いやバクテリアや藁すさの働きなど、勘と経験に頼っていたことをデータ化した。勘や経験でしか伝わらなかったものも、データ化することで誰もが捉えやすく、若い世代の人たちもこのような世界に入りやすくなるのではないでしょうか。

音声:

☆本日の出演:下村委津子、山本晶三
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2008年05月10日

08年5月10日放送 意匠紋図

◇◆◇5月の月間テーマは「西陣の職人さん」です◇◆◇

■紋紙(もんがみ)、意匠紋図
ゲスト:アトリエいがらし 五十嵐由紀さん、五十嵐亜紀さん
経済産業大臣指定伝統的工芸品 西陣織意匠部門 伝統工芸士・ファブリックプランナー
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 世界では紋様を経糸(たていと)で作りだすのが一般的ですが、西陣織はで緯糸(ぬきいと)=横糸もコントロールしてより細かな紋様を作り出しているところが特徴的です。紋様の設計図が意匠紋図です。昔はボール紙にパンチで穴を開けた紋紙で、経糸の針を通すか止めるのか?ジャガートの動きを制御して紋様を織り出していました。西陣では20年ほど前に電子化の動きがあり、コンピューターが導入され、今は紋紙はほとんど使われていません。
 ※写真 左:亜紀さん、右:由紀さん
080510_2.jpg
 西陣織は図案家さんから色鉛筆やペン、コンピューターなどで自由に描かれた図案=デザイン図が上がってきます。図案をデザイン分解して、経糸横糸1列ごと、紋図として1mm方眼の紙に200%のサイズで描き写します。絵画的な情報と立体的な情報を図面にしていきます(由紀さんの担当)。それをスキャナで取り込み、コンピューター上で加工、機を動かす情報を数値化してゆきます(亜紀さんの担当)。巾31cmの帯で、横方向に粗目のもので400、600、細かいもので900目のマス目を塗り分けて紋図を作ります。
※写真 左:200%で描かれた紋図、右:その紋図で織られた帯



◇建築の設計図

担当:小田木洋子

 建築設計図でみなさんが一般的に目にするのは意匠図で、真上から見た状態を表した平面図や屋根伏図、建物外観を真横から描いた立面図、断面図や、より詳細な矩計図(かなばかりず)、部屋内部の壁などを表した展開図など。しかしこの設計図だけでは建物が建てられません。工事施工の現場ではこれら図面を元に、各工事毎に必要な詳細で具体的な施工図を作図し、施工しています。

音声:


 ☆本日の出演:上原智子、小田木洋子

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2008年05月03日

08年5月3日放送 金糸、撚糸

◇◆◇5月の月間テーマは「西陣の職人さん」です◇◆◇

■金糸・平箔・あぶらとり紙、撚糸加工
ゲスト:株式会社ジュコー 常務取締役 村岸弘之さん
    紙谷撚糸  紙谷康生さん
080503.jpg
 金糸は、糸に平箔を巻きつけたものです。箔のコーティング技術によるもので、昔は手で作っていました。金糸や箔の技術で、ハンドバックなども作っています。昭和40年に銀等を蒸着する技術を開発しました。それまでは、箔を紙に入れて巻いていました。
 当社の技術では、フィルムになるものはほとんど加工できます。温度で色が変わるものや、香りを出すフイルムもあります。ほとんどのフィルムになるものは加工できますので、デザイナーやプランナーからは、いろんな要望が来ます。あたらしい素材での開発は苦労しますが楽しいものです。
 金糸の会社は、工場のみの会社・営業のみの会社が多く、当社のように製造販売している会社は京都に3社あり、製造では防塵対策も大切ですが、純金は人の汗に化学反応するので夏場の対策も重要です。

 ”よっていない”糸を組み合わせ撚った、撚糸。素材はほとんど絹です。ナイロンもあります。昔は、絹は丹後地方から仕入れていましたが、今は中国から仕入れています。京都市内の糸商から依頼を受けて、主に帯び用の撚糸を作っています。3本から撚りますが、35本が多いです。70本もあります。元の糸の太さもいろいろです。
 ほとんど、後から染めますが、染めた糸をよることもあります。油分が残っていますので、余分な油分を取り、加工します。糸を繰るためには、若干油分があるほうが巻きやすいのです。糸の長さは20kmから60kmありますが、30kmが標準ですね。
 ※写真左が村岸さん、右が紙谷さん

◇設計事務所 私の事務所の取り組み
担当:伏木道雄

 住宅や建物の新築やリフォームのニーズは たくさんあります。必要な費用の確保が難しい中で、設計の工夫や状況によってはボランティア的な手法で仕事を進めています。最近はロハス的な生き方(元々の日本の生活様式)への回帰を考えています。


音声:

 
 ☆本日の出演:下村委津子、伏木道雄

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2007年05月19日

07年5月19日放送 有職司の人形

▼▼今月のテーマは「職人さん」です▼▼


■有職司の人形づくり
070519.jpgゲスト:京都島津 龍野信也さん

 京都島津は、天保四年(1833年)創業です。島津家初代から禁裏御用達 「有職ひな人形」「有職五月人形」を有職司手づくり限定の直販をしています。

 古来より節句の文化が親しまれてきました。五節句、1月7日(元旦)・3月3日(雛の節句)・5月5日(端午の節句)・7月7日(七夕の節句)・9月9日(重陽の節句)は、邪気を祓う行事が平安時代から宮中で伝えられてきたものです。
 宮中では儀式や行事に関わる衣裳から用具、飲食まですべて定められている。このしきたりに則することを「有職」(もともとは「有識」)といいます。

 京都の伝統技術、西陣織・木工芸・飾り金物などの技術が、人形づくりを支えています。雛人形では、衣裳づくりがポイントです。着付け・仕上げ、小道具の取付、金襴を裁断・縫製して作るのでとても手間が掛かります。史実考証に基づいて、雅を心がけ、平安時代からつづく伝統美を受け継いでいます。

 子供や孫が生まれたときに、御両親や祖父母が、これからの子供や孫の幸せな人生を願って贈られます。良いものを長持ちさせるよう思いを込めています。


◇建築の分業
担当:伏木道雄

 建築も分業で造られています。一般的には意匠設計者が取りまとめをして、構造設計者・設備設計者・その他の専門家がチームワークを組み、設計は進んでいきます。


音声:
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2007年05月12日

07年5月12日放送 箔屋の職人/作家として

▼▼今月のテーマは「職人さん」です▼▼



■箔屋の職人/作家として
ゲスト:箔屋野口 野口琢郎さん
070512.jpg
 京都の西陣、箔屋野口(創業1877年)の四代目を父に持ち、五代目を継ぐ為に修業をしています。

 箔屋の仕事は皆さんあまり馴染みがないかと思いますが、金箔を作っているわけではありません。西陣織の帯地の中に織り込まれている金箔・銀箔等の紋様がありますが、その紋様を織屋さんに納めるのが仕事です。織屋さんから抽象的な言葉でイメージを聞き図案にしてサンプルを見てもらい、気に入ってもらったものを納品します、出来た図案は裁断屋さんに糸状に細く切り分けられて織屋さんが横糸の代わりに織り込んでいきます。

 このように西陣織は沢山の職種の複合で出来ています。糸屋さん染屋さん箔屋さん織屋さん裁断屋さん紋様屋さん紋様をパターンのデータに変換する仕事もあります。



◇千利休時代のご近所仲間の話
担当:冨家 裕久


音声:
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2007年05月05日

07年5月5日放送 古建築模型

▼▼今月のテーマは「職人さん」です▼▼070505_pre.jpg


■古建築模型の世界
ゲスト:(株)さんけい 松並竜也さん
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 素材に木を用いた建築模型において、実績でも日本No.1の「さんけい」。木造建築は日本が世界No.1ですから、"世界一"の模型職人が京都には居るのです。

 京都府文化博物館では、かつて平安京に建っていた「羅城門」が常設展示されています。片面は完成模型、もう片面は工事途中の模型です。全て完成している模型なら本来は見えない、内部の梁や屋根裏の構造部分まで作る必要がありました。平安時代当時の人たちが作業している様子も再現されています。

 製作の流れは、研究者の監修の上で設計図作成〜素材選び〜製作。リアルさを求め、どこまでつくる事ができるのか?という製作者の挑戦、職人魂を込め、精巧な模型をつくり出します。本物にあるリアルさをどうしたら上手く表現できるのか?を見極める目も大切なスキルの一つです。

特別一般公開日のお知らせ
  日時: 2007年5月19日(土) 10:00〜17:00
  場所: 
(株)さんけい
※ みにちゅあーとキット制作教室などに参加希望の場合は事前申込が必要


◇建築設計の模型
担当:小田木洋子

 建築設計を行う時に、完成物イメージの共有はとても重要なことです。しかし二次元の設計図面だけでは、イメージを掴むことはどうしても難しい。そこで設計では図面だけではなく、パースなどのイメージ図や模型が大切な役割を担います。設計が進むのと並行して、何度か修正しながら進められる事もあります。


音声:
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2006年07月22日

06年7月22日放送 京都迎賓館B 〜綴織〜

▼▼今月のテーマは「職人さん」です▼▼


■京都迎賓館・晩餐室の綴織壁面装飾制作
ゲスト:(株)川島織物セルコン 明石文雄さん
060722.jpg
 「麗花」は京都迎賓館 晩餐室正面に掛かっている織物で、幅16.6m×高さ3.1mの劇場の緞帳のような壁面装飾です。日本古来の花を四季に合わせて、約40種類を色とりどりに配置しています。

 原画は1/5で、実物はそれを5倍に拡大した物ですが、5倍といっても辺で5倍ですから面積にすると25倍になります。ですから原画上で点と描かれている物でも、十数倍に拡大すると形が変わったり、思ったような表現にならないことが分かってきました。そこで、原寸大に引き伸ばした物に、絵の作者である鹿見喜陌先生に手を入れてもらって、修正を重ねながら原寸大の下絵を作りました。


音声:

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2006年07月15日

06年7月15日放送 畳

▼▼今月のテーマは「職人さん」です▼▼


■日本と畳
ゲスト:「菱屋畳」佐竹商店 代表 佐竹真彰さん
060715.jpg
 創業が宝暦2年(1752年)で、250年前。私が9代目になります。
畳は身分を表す調度品だったのですが、有識畳という宮中の儀式用の畳をつくっておりました。位の高い人の畳は繧繝縁という菱形の文様があり、それをつくっていたので「菱屋畳」という屋号になりました。おひな様の座っている畳の柄がそうです。

 庶民が畳を使うようになったのは江戸時代の末期でしたが、ここ3年くらいで畳の消費が急に減っています。ライフスタイルの変化の他にも、和室よりも洋室の方がつくるコストが安くて販売しやすいという、売り手の都合があるということも考えられます。

 畳はワラの量が多い程へたりにくく、畳表などを定期的に変えると50〜100年くらいはもちます。逆に、丈夫でない畳は3年から5年でへたってきます。畳は良いものを手入れしながら大切に使ってもらえば、とても長持ちするものなのです。


音声:

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2006年07月08日

06年7月8日放送 京都迎賓館A 〜竹垣〜

▼▼今月のテーマは「職人さん」です▼▼


■京都迎賓館の竹垣
ゲスト:「竹又」中川竹材店 中川 裕章さん
060708.jpg
 「竹又」という屋号で、竹のかごから竹垣に至るまで作っています。創業は1688年(元禄元年)、当時竹は今よりももっと生活に密着していたものだったんでしょうね。

 迎賓館の中の竹垣は、デザインも技法も特別なものということではなく、昔からあるやりかたでで作らせていただきました。大きなお庭の空間と空間を仕切るもので、三段になっている50メートルの竹垣は、両面の意匠性が異なっていて、クロモジ垣と竹枝の穂垣が背中合わせになっています。材料はすべて京都の素材で、クロモジは花脊、竹は乙訓の孟宗竹の枝を集めました。しっかりとした選び抜かれた良いものを使っています。


音声:

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2006年07月01日

06年7月1日放送 京都迎賓館@ 〜木工事〜

▼▼今月のテーマは「職人さん」です▼▼


■「京都迎賓館の伝統技能・木工事」
ゲスト:(株)安井杢工務店 工務部長 安田邦雄さん
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 京都迎賓館の木工事のほとんどに携わりました。
主要構造はセキュリティーや強度上の問題でSRC・RC造です。大広間など和食会食部分の木工事は小屋組こそありませんが、きちんと木の構造体を組んでいます。薄い板を張ったものではなく正味の木を使った伝統木造工事であるということです。使用している木は全て国産の節無し材です。

060701_2.jpg 大広間の広さは畳部分だけで56畳もの広さですから、使う材もやはり立派なものです。一般的な柱では心持ち材ですが、大広間では4mの心去り材の杉柱。これは樹齢で200年以上経ってないと調達出来ないものです。それから天井板は巾が50cmで長さ12m。これなんかの場合は樹齢270年の杉です。270年なんていうと杉材の限界の樹齢に近いんです。



音声:

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2005年06月18日

05年6月18日放送分

▼▼今月のテーマは「職人さん」です▼▼


050621.jpgゲスト:株式会社仙太郎 代表取締役 田中護さん

<手作りにこだわる・職人風情>
手作りのおもしろさ、機械を使わない、芸術家とは違う職人風情で日々和菓子作りしています。
いい素材、いい砂糖、コスト、食べる人の気持ちになって作ります。添加物を使用せず、五臓六腑が喜ぶ和菓子、地球が喜ぶ和菓子を作っています。当社の職人には定年はありません。
こだわりのひとつにお祝い事の紅白まんじゅうが有りますが、当社のそれは紅白ではありません。

<包装紙・紙箱>
当社の包装紙や紙箱はあづきのカスを入れて作っています。一般的な紙の製造に使われるパルプを使わずに、自社から発生する廃棄物を有効活用して包装紙や紙箱を作る技術を使っています。その残りは肥料にします。ゴミを作らない、出さないことが地球への感謝の気持ちと思い実行しています。

<氷室と農園>
丹波工場で使用するミズは氷室の水です。この氷室とのご縁には感謝の気持ちがいっぱいです。
「味は材料で、美味しさは人柄で」を標語に、素材を求めて14年前に丹波八木町の神吉に
工場を移しました。そしてその氷室を源泉にその一帯が当社の農園部となっています。自社で作れる材料は、自社で作りたいという思いの一心でそうしています。和菓子の材料は、蜂蜜と卵以外は日本の土から出た物しか使いません。当社におけるゴマ自給率は40%をしめています。
これもひとえに職人の究極を求めての心です。

音声:



◇有楽苑と国宝茶室 如庵
担当:中村真由美

 如庵は茶の湯の創世記に尾張の国の織田有楽斎(うらくさい)によって創建された茶室です。昭和11年に国宝の指定を受け、現存する国宝茶席の3名席のひとつであり、茶道文化史上貴重な遺構です。
創建者の織田有楽斎は、織田信長の実弟として1547年に生まれました。波乱に富んだ人生を送った有楽斎の生涯を映し出すがごとく茶室如庵は各地を点々とします。昭和47年に犬山城下のこの地に移築され、「有楽苑」と名付けられました。茶室の内部には有楽窓と呼ばれる窓、斜めの壁と中柱の構え等随所にも工夫がこらされており、独特の世界を創り出しています。

〈茶の湯と和菓子〉・・・・・田中 護氏
亭主は客の心になり客と一体になる。相手への思いやりが茶の湯の心であろうしまた和菓子作りの原点でもあります。

〈職人技・伝統技術〉
和菓子職人:和菓子は日本人の歴史とともに発展してきました。中国などからの影響を受け、お茶の文化とともに発展し、国民的行事にも関連し、特に季節感を大切にします。職人の感性が問われる仕事です。豆や米、砂糖、寒天などを主な材料とします。蒸し物、焼き物、練り物、アメ物など多くの種類があります。

音声:
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2005年06月11日

05年6月11日放送 瓦

▼▼今月のテーマは[職人さん」▼▼

■瓦
ゲスト:光本瓦店有限会社 代表取締役 光本大助さん

 仕事は、主に瓦を葺く仕事ですが、屋根の上の作業は何でもやります。金属葺きや、太陽光発電の取り付けや屋上庭園の土の上げ下ろしをすることもあります。また、瓦屋根の補修調査もしています。

 最近、古い建物の瓦屋根を補修する仕事が増えてきました。古い町家やお寺などもありますし、今は昭和5年にフランク・ロイド・ライトが設計した武庫川女子大の建物を調査しています。このような調査は、必ず自分で行って屋根に上り、屋根全体の状態を見て確かめます。当時の瓦の葺き方や屋根の勾配、釉薬、雨漏りの痕なども調べます。一日中、屋根の上を歩いて、写真を撮ったり、寸法を測ったりして、記録をとります。そして、調査結果をもとに補修の計画案を作り、提案します。
調査をしていると、いろいろなことがわかってきます。<続く>


◇瓦屋根と京都の景観
担当:勝矢佳子

 京都の町並にとって、瓦屋根は欠くことのできない重要な要素です。歴史的な建物や伝統的な和風建築の多くは瓦屋根で葺かれていて、このような景観は古くからの日本らしい景観と感じられます。
 しかし実は、瓦屋根は日本古来の屋根ではなく、その昔、朝鮮半島から伝わったものなのです。瓦がアジアで最初に使われたのは、紀元前2000年ごろの中国で、その後、朝鮮半島をへて、日本には6世紀に仏教文化とともに伝わりました。日本最古の瓦は、6世紀の半ばに、百済からの渡来人によって建てられた、飛鳥寺の瓦と考えられています。

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