■いい織物ができるまで
ゲスト:日本生糸(株) 西陣連合青年会 京都原糸親和会幹事長 柴田 栄さん
有限会社渡部整経 西陣連合青年会 渡部友喜さん
織物ができる、もとになるのが糸。桑を育てて蚕を作るのは養蚕農家であり、家蚕(かさん)と呼ぶ製糸業です。
ひとつの蚕の糸は1本で、最初から最後までずっとつながっています。蚕が吐く糸の太さは3デニールです(1デニール=1gで9000m)。織物を織る時の糸の太さは21中が多いので、7本ぐらいを撚ることになります。この必要な糸の太さに撚る迄の工程が製糸業の仕事となります。
整経の仕事は、経糸(たていと)だけを扱います。お得意先からスガ糸のまま糸を預かることからはじまります。次に、糸繰りということをします。それぞれの織物にあった糸数や長さにするためには、それぞれの糸を必要な個数の枠に糸繰りします。
糸繰りの上手、下手によって次にする整経にもかなり影響します。西陣の織物は、少ない物で200本から多い物で1万5千本以上の経糸が使われます。
最近では、全国女子駅伝のたすきや、ゴールテープを西陣織で作り使っていただいています。正絹のたすきは夏に涼しく、冬に温かく選手の方の身体にぴったり沿って使い勝手が良いと聞いています。
※写真左:渡部さん 右:柴田さん
◇建物内部の探究・室内の装飾品
担当:中村真由美
人にとって建物とは、雨、風、暑さ寒さをしのぎ、外敵から身を守るためのものです。長い年月を経て今日に至る過程で創意工夫がされました。内部空間を整える「しつらい」は、装飾品に西陣の伝統産業の一部を取り入れることができます。過去にあった物を次世代の人が知り続けることをも可能にできます。
音声:
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☆本日の出演:下村委津子、中村真由美
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間もなく、エゼキエル書38章に書かれている通り、ロシア・トルコ・イラン・スーダン・リビアが、イスラエルを攻撃します。そして、マタイの福音書24章に書かれている通り、世界中からクリスチャンが消えます。その前に、キリストに悔い改めて下さい。ヨハネの黙示録6章から19章を読めば分かりますが、携挙に取り残された後の7年間の患難時代は、苦痛と迫害の時代です。患難時代を経験しなくても良いように、携挙が起きる前に救われてください。
昨日の夜、私は別のブログのコメント欄で、以下のような事を書いてしまいました。
「竹内君はフルタイム出勤の契約なのに週2〜3回しか出勤しないという不誠実な事をしている」
そのような事を書いてしまった理由は、竹内君は21歳の体力みなぎる年齢の青年であり、慢性的な体調不良を抱えているというはずないという固定観念があったからです。しかし今日(9日)の昼に、私の派遣会社の担当者の中嶋さんから教えてもらえる範囲で教えてもらった事があり、それを聞いて、私が間違っていた事が分かりました。その事について初めから順序立てて書いていきたいと思います。
まずは先週5日(木曜日)に、私は直属の上司である検査部門の加藤リーダーの支持により、整経に手伝いに行きました。私は13時出勤22時退勤の労働時間で働いており、13時から17時までの4時間を整経で過ごしました。整経部門の三上リーダーが教えていただくのではなく、整経のナンバー2の男性から教えていただく事になりました。
17時10分くらいに整経の仕事を終えた後、様子を見に来た加藤さんと合流して、ナンバー2の男性に「ありがとうございました」と言って整経エリアを去りました。そして私と加藤さんは食堂で休憩を取っていました。私は整形に応援に行くように指示された段階では、どうして整経に行くのか分かりませんでした。私が正社員登用されるためのステップとして、新しい事を教えようとしているのだろうと思っていました。しかし、私と加藤さんが食堂で休憩を取っている時に、なぜ私が整経に応援に行く事になったのかという事を聞かされました。以下が加藤さんに聞かされた事です。
・・・
整経が人手不足で、整経が止まっているせいで織機も止まっており、織機が止まっているから検査も止まっている。だから大嶋君に整経の応援に行かせた。元々は先月に整経に来た竹内君(※1)が仕事を休みがちである事が影響している。
竹内君はフルタイム出勤の契約で入社したのだが、週に2〜3回しか出勤していない状況が続いていて、その理由が体調不良と聞いている(※2)。
※1・・・竹内君は私と同じ派遣会社から派遣されているスタッフ。21歳。
※2・・・「21歳の若者が体調不良になるわけがない」という固定観念から、私は心の中で「竹内君は嘘をついている」と思ってしまった。
・・・
そのような話をした後に、加藤さんは検査場に戻っていって、私はそのまま60分休憩を続けた。そのタイミングで、私は加藤さんから聞いた話を、私の派遣会社の担当者の中嶋さんにLINEで伝えようと思って、メモ帳を取り出した。私はルーチンワークをしている時はメモ帳を携帯していないのですが、その時は整形の仕事を覚えるために法テラスのロゴが書かれたメモ帳を持参していました。新しい仕事を教えていただくというのに、メモ帳を携帯していないというのは、教えてくれる人に対して非礼の極みである事を知っているからです。そして私も教えられた事は貪欲に吸収しようという想いがありました。たとえ明日携挙が起きるとしても、たとえ明日死ぬとしても、私は良い意味の貪欲さをもって物事を吸収する心構えを持ち続けたいと思っています。
話を戻します。私は加藤さんから教えてもらった事を、LINEで一文字ずつポチポチ打つのは疲れると思ったので、メモ帳に書いて、それをスマホで撮って、画像データとしてLINEで中嶋さんに送信しようと思いました。そして私はメモ帳3枚分の文章を書いて、スマホで撮影して、中嶋さんにLINEで伝えました。送信日時は9月5日の17時31分です。メモ帳3枚には以下のような文章を書きました。一部、伏せた方が良いと思う部分を●で伏せます。
【1枚目】
中嶋さんへ。本日(9/5)の前半(13:00〜17:00)まで、整経に応援で手伝いにいってました。整経の仕事に触れられて良かったです。僕が整経で手伝う件について、●●ヨシキ●●が中嶋さんに電話で伝えようとしたところ、中嶋さんが休みでつながらなかったと仰っていましたので、この場を借りて、お伝えします。(つづく)
※最初の●●には名字が、次の●●には役職名が書かれています。ヨシキさんは会社のナンバー2であり社長に次ぐポジションの方です。ちなみに最後の(つづく)も原文のママです。
【2枚目】
(つづき)それと、先月くらいに●●●●スタッフとして整経に就業した竹内君ですが、フルタイム出勤の契約なのに、週に2、3回しか出勤しないと加藤さんから聞きました。みなさんが竹内君を戦力として期待している中で、そういう事をされると困るみたいです。(つづく2)
※●●●●には派遣会社名が入ります。ちなみに最初の(つづき)と最後の(つづく2)も原文のママです。
【3枚目】
(つづき2)竹内君がフルタイム出勤できないなら、代わりに誠実なスタッフを提供した方が良いです。整経の生産が止まると、織機も止まるし、検査も止まります。竹内君が休みがちだと、全体に影響が波及してしまうみたいです。以上です。お休み中に失礼しました。
・・・。
そんな感じでLINEを送りました。すぐに既読になりました。既読になって返事が返ってこないのは、中嶋さんが今はオフの時間を楽しんでいるのであり、オンとオフのメリハリをしっかりつけているからです。中嶋さんとはもう6年くらいの付き合いになりますから、そこらへんは理解しています。
そして今日・・・。いや、ついさきほど日付が変わったので昨日(9日)ですね。昨日の昼に、中嶋さんから私に電話がかかってきました。中嶋さんから伝えられたのは以下の通りです。
・・・
・今、KKに来ていて、ヨシキさんや加藤さんと話し合った。(※KKとは私の派遣先)
・竹内君は休みがちだけど、今のKKは従業員の高齢化が進んでおり、若い人を育てなければならない。そして現在の人手不足の状況では、若い子が町工場に来てくれる事なんて奇跡に近い事だ。
(中嶋さんははっきりと【奇跡】という言葉を言いました。中嶋さんが霊的な言葉をクチにした事に驚く。AMEN。中嶋さんの言うように21歳の若い子が町工場で働いているのは確かに【奇跡】です。)
・ヨシキさんと話し合った。KKとして竹内君を諦めずに育てたいと言っていた。KKの未来のために若い子を育てて戦力化していく方針を堅持する。KKがそのような方針を掲げて竹内君を雇い続けるなら、俺としても竹内君が育つように応援する。だから竹内君の代わりを入れる事はしない。竹内君は辞めずにこれからもKKの整経で働き続ける。
(私はイエス様に感謝します。KKという素晴らしい会社で働かせて頂けていること。そして中嶋さんという素晴らしい担当者のもとで働かせて頂けていること。全てはイエス様からのアメイジンググレイス【驚くべき恵み】です。ハレルヤ、主に感謝します。KKと中嶋さんが竹内君を諦めないなら、私も竹内君を諦めない。ときに、ノンクリスチャンの方がクリスチャンよりも優しいです。ノンクリスチャンから学ばせて頂く事は沢山あります。いつでも、どこでも、誰に対しても、謙虚に、へりくだって、学びの姿勢で、生きていきたいと願っています。)
・竹内君が体調不良で休みがちなのは【事実】だ。体調不良と嘘をついて副業したり遊んでいるわけではない。実際に体調不良の具体的な身体の部位も知っている。これから竹内君の体調不良を少しずつ回復させていって、できるだけ竹内君がフルタイム出勤できるようにサポートしていきたい。
(イエス様が竹内君の体調不良を回復させてくださいますように。そして救われますように。イエス・キリストの御名によってお祈りします。)
私からの質問「僕は竹内君が入社した日に、私のLINEのIDを書いたメモ用紙を渡して、LINEを交換しようと言いました。これからの飲み会の事もあるし、分からない事があったら相談に乗るという想いで、LINEのIDを渡しました。そして竹内君も受け取ってくれました。しかし音沙汰なしで現在に至ります。僕は距離を置かれているのでしょうか?」
中嶋さんからの回答「単に忘れているだけでしょ」
・・・
そんな感じの事を話しました。私は自分を恥じました。【若い子の言う体調不良とは嘘の口実だ】と決めつけてしまっており、それが前述の『不誠実』という言葉として表れてしまったのです。人のクチは心に満ちていることを話します(ルカ6章45節)。私は固定概念という妄想からくる非礼極まる想いを心に持ってしまっており、それが『不誠実』という言葉で表現してしまったのでした。
主よ。私の傲慢と浅慮(せんりょ)をお許しください。悔い改めます。罪深い私に憐れみがありますように。