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2004年04月03日

04年4月3日放送 メディアから見たまちづくり

▼▼今月のテーマは「まちづくり」▼▼
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■メディアから見たまちづくり
ゲスト:(株)学芸出版社 取締役(編集担当:季刊誌まちづくり) 前田裕資さん

 80年代は、都市を考えそれらを提供するメディアが主流でしたが、ここ10年で「まち・地域」という言葉があふれるようになりました。きっかけとしては、阪神淡路大震災で住民が行政に頼らない自分たちの力に気づき、生活を豊かにするには、自分たちが主体にならないといけないことに気づいたのは大きいです。行政も都市計画・開発を主流に置いていましたが、昨今は地域に目を向けだしています。一方通行的な行政より、住民の力が必要になってきているでは?

 地域メディアとしての役割として、現場で必要なものを提供していくことが大事。内容もメディア的に良く見せることから、言葉できっちりと伝えることを大事に考えています。形のまちづくりから、ことばでのまちづくりへ。各地のまちづくりを紹介していくと共に、交流会なども試みて、まちづくりネットワークも築きたい。一つ一つの団体での活動では限界があります。ネットワークや紙面を利用し、枠を越えた活動になればと考えています。

 住民が求める生活の豊かさとは、総合的なことであり、現在おこなわれているような、環境は環境で、都市計画は都市計画だけで考えるような、ジャンル(縦割り)で分けられたものではありません。まちづくりとは、いろんな事が全て関係して繋がっていることを知ってもらうため、人々が求めているものを洗い出し、まちづくりと関連づけさせていきたい。より良質な情報を提供するため、入ってきた情報はセレクトし、現場の声として地域に届けていくことが大事と考えています。


◇人とまちの関係

担当:畑正一郎

 人が集まって住むと、そこに共に住むためのルールが生まれてきます。そのルールが、自分たちで考えたルールであるかそうでないかで、守ろうという意識に差が出ます。
 共通認識が欠けたまま、どのようにまちをつくっていけばいいのでしょう?歴史的建造物が多くあるまちでは、争点がはっきりして、まちを話し合う声が起きやすいですが、多くの場合は、身近な問題が起こってから動き出すというのが一般的だと思います。しかし大きなことから考えるよりも、身近な問題からスタートして共通認識を育てていく方が、より良いまちづくりに繋がるのではないでしょうか。まちを形成するのは、建築物や交通システムではなく、住民一人一人なのですから。

posted by 京都府建築士会 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 建築・まちづくり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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