ゲスト:保育士 桑鶴章子さん保育園で保育するのは0歳から5歳までの年齢の子供達です。乳児期は人間形成で大切な信頼関係を築かなければいけません。現在、乳児3人に対して1人の担当者で、子供のあるがままの姿を受け入れて、子供が愛されているという事を実感出来るように保育しています。
乳児はまだ話せないのでこちらから沢山話しかけたり、目線や笑顔でスキンシップを取って、子供の表情を引き出し、コミュニケーションを取って行きます。乳児もしばらくすると、年上の子供に一生懸命ついて行ったり、年下の子供をかわいがったり子供同士で自然とコミュにケーションを取るようになります。園では食事や睡眠など安定した生活を送れる様にした上で自由に過ごさせる事を考えています。<続く>
音声:
☆本日の出演:小田木洋子、松尾大地
桑鶴さんのお話の続き...
ままごとや、触覚を楽しむ粘土やちぎり紙など、遊びの中で子供達が興味のある事に自由に触れる事が出来る環境設定を作っています。特に幼児は主体的に遊べる様にお絵描き、ブロックやはさみなどを使っての制作コーナーを作って自分で選べる様に考えています。屋外ではいつでもどろんこ遊びや自然に触れて遊ぶ事の出来る環境設定をしています。
子供はひとり一人興味が違い、発達の仕方にもそれぞれ個性があるので、保育士は遊びを中断させないようにする事と大きな怪我をさせないように気を配っています。食事も子供の主体性に任せているので、皆を同時に食べさせるのではなく、順番に食べさせるなどの工夫をしています。
保護者に対しても幼児の場合、日頃の保育の中に入ってもらって自分の子供だけでなく他の子供とも触れ合ってもらう保育に参加してもらったり、担当保育士と話す時間を作っています。乳児は子供が親を見てしまうと日頃の様子が見られなくなるので、保育室の窓を画用紙で目隠しし、小さな覗き窓を作ってそこから観察してもらう事を行っています。
成長する過程で、子供同士の喧嘩や主張のぶつかり合いを経験させて行くのも大変重要で、他にも縦割り保育という年齢の異なった子供を一緒にしたクラス割りを行っています。年上の子供の高度な遊びを年下の子供が真似たり、年上の子供が年下の子供を手伝う事が自然と発生して来ます。そして雰囲気が柔らかくなり、子供達の中で優しい気持ちが生まれてくるようです。保育士としては頼む頼まれる関係を子供達の中に芽生えさせるねらいがあります。
他にも地域の中での保育園として卒園児のおじいいちゃん達にボランティアで園庭のお花の手入れなどをして頂いたり、保護者会の主催でバザーや夏祭りを行っています。近隣の方々にご挨拶に伺ったりポスターを掲示して参加を呼びかけていますが、どう関わって頂けるのかは今後の課題だと感じています。

