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2005年06月11日

05年6月11日放送 瓦

▼▼今月のテーマは[職人さん」▼▼

■瓦
ゲスト:光本瓦店有限会社 代表取締役 光本大助さん

 仕事は、主に瓦を葺く仕事ですが、屋根の上の作業は何でもやります。金属葺きや、太陽光発電の取り付けや屋上庭園の土の上げ下ろしをすることもあります。また、瓦屋根の補修調査もしています。

 最近、古い建物の瓦屋根を補修する仕事が増えてきました。古い町家やお寺などもありますし、今は昭和5年にフランク・ロイド・ライトが設計した武庫川女子大の建物を調査しています。このような調査は、必ず自分で行って屋根に上り、屋根全体の状態を見て確かめます。当時の瓦の葺き方や屋根の勾配、釉薬、雨漏りの痕なども調べます。一日中、屋根の上を歩いて、写真を撮ったり、寸法を測ったりして、記録をとります。そして、調査結果をもとに補修の計画案を作り、提案します。
調査をしていると、いろいろなことがわかってきます。<続く>


◇瓦屋根と京都の景観
担当:勝矢佳子

 京都の町並にとって、瓦屋根は欠くことのできない重要な要素です。歴史的な建物や伝統的な和風建築の多くは瓦屋根で葺かれていて、このような景観は古くからの日本らしい景観と感じられます。
 しかし実は、瓦屋根は日本古来の屋根ではなく、その昔、朝鮮半島から伝わったものなのです。瓦がアジアで最初に使われたのは、紀元前2000年ごろの中国で、その後、朝鮮半島をへて、日本には6世紀に仏教文化とともに伝わりました。日本最古の瓦は、6世紀の半ばに、百済からの渡来人によって建てられた、飛鳥寺の瓦と考えられています。

光本さんのお話の続き...


例えば、屋根面によって瓦の割付寸法が違う場合を比べてみると、かたく葺いている面が傷みが少ないのです。かたく葺くと瓦の量もいりますし、時間もかかるのですが、手をかけた分、屋根も長持ちすることがよくわかります。面白い仕事です。

 補修をする場合は、葺かれている瓦に合った形や古さの瓦を合わせた方がなじむので、いろいろな古い瓦を集めて倉庫に保管しています。

 他に、京大の防災研究所で耐震実験をする住宅の瓦を葺いたり(兵庫県三木市)、移築の仕事をしたりもしています。

 私が瓦屋を継いだ頃、この業種はもうあまり伸びないと思われていました。このように補修の仕事などが伸びるというのは、自分でも予想していませんでした。昔は建物を全部建て替えてしまい、屋根も全部葺き替えるのが普通でしたが、最近は昔の面影を大切にするため、補修する例も増えているようです。


posted by 京都府建築士会 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 職人さん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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