■AED
ゲスト:中京消防署警防課 救急係長 戸田佳勝さん
「AED」とは自動体外式除細動器 Automated External Defibrillatorのことで、心肺停止の傷病者に対し電気ショック(除細動)が必要な場合、音声などの指示に沿って一般の人でも使える医療機器です。日本では、平成16年7月から、一般の人でもこの装置を使う事が可能になりました。
通報して救急車が到着するのは、京都の場合 約5分 (全国は平均6分)かかります。救急隊が到着するまでの間、一刻でも早い適切な応急手当が必要なのです。特に心肺停止の場合、この5分6分のゴールデンタイムの心肺蘇生に生死がかかっています。応急手当は、そばに居合わせた人しか出来ませんから、一般の人による応急手当が必要なのです。
生存率は1分経つ毎に7〜10%低下し、京都の救急車到着平均時間、5分では生存率が50%を切ってしまいます。例えば9分間手当されないと、死亡率が90%を超えてしまうとされています。
◇救命救急。街・建物にまつわる災害の時
担当:小田木洋子