2009年11月に、引っ越しました!
新しい番組情報は、↓↓コチラ↓↓のアドレスをご覧下さい

http://kyoto-hitomachi2.seesaa.net/


2007年06月16日

07年6月16日放送 祭りと日本酒

▼▼今月のテーマは「お祭り」です▼▼
他のまちと比べると、京都は圧倒的に多くのお祭りがあります。一年中どこかでお祭りが行われているとか。


■祭りと日本酒
070616.jpgゲスト:松井酒造の松井八束穂さん、松井成樹さん

 創業は亨保11年(1726年)、山陰の香住で醸造し、北海道へ交易もしていました。現在、私共が製造している「富士千歳」は北海道の千歳に因んでいます。約160年前(江戸時代)に河原町竹屋町に酒蔵を移してきました。今は左京区吉田河原町に店を構えています。

 吉田神社といえば「節分祭」で、室町時代から続く重要な祭儀の一つに火炉祭(かろさい)があります。本社の二の鳥居前に直径5m高さ5mの八角形の火炉を作り、参拝者が持参した旧い神札を積み上げます。午後11時に36皿のお神酒を神様に供え、祝詞を奉上し、火を点じるのです。このお神酒に松井酒造の「にごり酒」が使われています。
吉田神社のこの火柱が高く昇ると立春で、参拝者に無病息災と幸運をもたらす儀式です。吉田神社の歴史は古く、859年に建立された説が有力だそうです。現在1150年祭に向けて準備をしているところです。

 日本酒は、自然の恵みをいかし、先人の知恵によって生み出された、世界に誇れる日本の技術、文化です。酒は神と人をつなぐ、人と人をつなぐのに非常に有効なもの。日本酒の芳醇な風味は食文化だけでなく、文学など様々な文化と深く繋がり社会的な効用は計りしれません。


音声:
posted by 京都府建築士会 at 16:32| Comment(11) | TrackBack(0) | 祭り・観光・アート・カルチャー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
日本酒の歴史から紐解いてもらって、神社やお寺とお酒の縁などの話を興味深くラジオで拝聴いたしました。
ビールやワインに圧されて、昨今は日本酒を蔑ろにしがちな風潮ですが、日本の長い伝統に基づく掛け替えのない宝を、私達はきっちり見直し、もっと大切に守らなければなりません。
幸い、松井酒造さんには次代を担う若い後継者もいらっしゃるのですから、お酒の良さを広くアピールしてもらい、発展させてもらいたいと願います。蔭で応援しています。
Posted by 富田の魔女 at 2007年06月20日 17:28
地方発送をしていただき神奈川県鎌倉市で松井酒造さんのお酒を楽しんでいます。いつも、電話注文の際に非常に丁寧に接客してくださる社長さんのお話をホームページを通じて聞きました。これからも、伝統を大切に、また後継者の方には若い感覚を活かしたお酒づくりに期待しています。とにかく、日本一おいしいお酒です。皆さんも、飲んでみてください。
Posted by りぼん at 2007年06月23日 23:57
松井酒造のホームページを開けたら、松井八束穂君の声が流れてきました。学生時代にはスカイダイビングに挑み、民間第一号のライセンス保持者となられた頃を思い出します。    彼はパイオニア精神が旺盛で、「細心にして大胆」が彼の持ち味でした。彼の作る酒は、その性格そのままに「芳醇にして歯切れの良い酒」が期待されます。12代目とともに、日本一うまい酒を作られますよう、応援しています。
Posted by 藤原勝彦 at 2007年06月24日 11:53
松井酒造のホームページを開けましたら、社長・若社長の声が聞けました。久しぶりの社長の声を聞けましたが、対談でしたので少し硬く感じました。お酒に関してのお話を楽しく聞くことが出来、富士千歳の名前の由来も理解できました。またお店に寄りますので、色々と教えてください。
若社長も頑張っておられて、嬉しいです。2年後を楽しみにしております。
Posted by 高井眞一 at 2007年06月24日 19:32
先日久しぶりに同窓会でお会いした際に松井君の「しぼりたて」をいただきました。
ラジオの放送で酒蔵と日本酒の歴史を興味深く聞きました。また、最近の日本酒ばなれをなんとかしなければなどと思いを巡らしました。たまたま、東京渋谷で飲み屋を
開いていますので早速メニューに加えてみます。渋谷で「京都の風」を体験でき日本酒の文化と京都の幕末歴史談義が出来るのも一興かと思います。松井酒造の発展祈っています。
Posted by 有賀保雄 at 2007年06月26日 09:49
祭りと酒は切っても切れない仲。まるで長年連れ添った夫婦のよう。

松井社長のラジオトークを聴いて、吉田神社の節分祭を思い出しました。参道の中腹あたりで松井酒造のお酒が飲めるのですが、緑に囲まれた厳かな空間で頂く日本酒は格別でした。祭りの渦中にいる高揚感も手伝い、ついつい飲みすぎ・・・帰りの車内で熟睡。普段は酔っ払って帰宅すると、妻には嫌味を言われた上に放置されるだけですが、「本日は祭り」ということでふらつく私を楽しそうに介護してくれました。祭りってありがたいものですね。

限られた時間内でポイントを突いて語る社長。祭りにまつわる日本酒の魅力が十分に伝わってきました。随所に専務のフォローもあり、父子の良い雰囲気が醸し出されていました。ただし、社長の持ち味である「慎重な思考に大胆な行動」が極度の緊張からか多少隠れていた感があります。こちらは松井酒造の店頭を訪ねれば存分に味わって頂けるかと思います。おいしいお酒に加え、美人母娘の素敵な笑顔のおもてなしも待ってますよ!
Posted by 安田耕一朗 at 2007年06月27日 20:15
この頃私自身普段から色々な地域の日本酒を量的にはかなり多く飲んでおります。松井社長のお酒に対する姿勢・志が12代目に受け継がれ、松井酒造様の歴史・伝統をベースに時代にそくした商品やプロモーションを展開され、今まで以上に日本の酒文化を色々な角度、側面から広めて頂きたいと思います。京都に行った際はお店寄らせて頂きます。日本酒は人と人の絆を深める手段としては最適な飲み物だと思います。
Posted by 石川直人 at 2007年06月28日 13:49
Posted by 松崎昭良 at 2007年06月28日 17:01
京都で280年もの伝統ある蔵元の酒とも知らず頂戴していました。
今度は、富士千歳を購入し、家族とじっくり味わおうと思います。
「酒は、神と人をつなぐ、人と人をつなぐ媒体」いい言葉ですね・・
立派な12代目が出来、益々発展されることと思います。
Posted by 松崎昭良 at 2007年06月28日 17:24
司馬遼太郎氏の小説の場面にも出てくるとは、面白いですね。
松井酒造の伝統が良くわかりました。私は学生時代に他県から来ましたが、11代目松井さんからの知遇を得て光栄です。京都がより深いものなりました。お酒には色々な種類がありますが、日本人にはやはり日本酒です。日本食には日本酒が合います。京都でも、蔵元は本当に少ないと思いますが、是非その伝統を守り続けてください。
Posted by 中川 at 2007年06月30日 19:56
松井社長にはいつもお世話になっており、今更ながら拝聴させていただきました。
単純においしい日本酒というだけでなく、日本・京都の伝統・歴史に深く根付いていることを改めて感じ、ますます味わい深くいただけそうです。
社長からはいつも感慨深いお話を頂戴しており、勉強させていただいております。
今後とも松井酒造のご発展を心よりお祈りしております。
Posted by 二宮 at 2012年08月03日 18:31
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。