他のまちと比べると、京都は圧倒的に多くのお祭りがあります。一年中どこかでお祭りが行われているとか。
■祭りと日本酒

創業は亨保11年(1726年)、山陰の香住で醸造し、北海道へ交易もしていました。現在、私共が製造している「富士千歳」は北海道の千歳に因んでいます。約160年前(江戸時代)に河原町竹屋町に酒蔵を移してきました。今は左京区吉田河原町に店を構えています。
吉田神社といえば「節分祭」で、室町時代から続く重要な祭儀の一つに火炉祭(かろさい)があります。本社の二の鳥居前に直径5m高さ5mの八角形の火炉を作り、参拝者が持参した旧い神札を積み上げます。午後11時に36皿のお神酒を神様に供え、祝詞を奉上し、火を点じるのです。このお神酒に松井酒造の「にごり酒」が使われています。
吉田神社のこの火柱が高く昇ると立春で、参拝者に無病息災と幸運をもたらす儀式です。吉田神社の歴史は古く、859年に建立された説が有力だそうです。現在1150年祭に向けて準備をしているところです。
日本酒は、自然の恵みをいかし、先人の知恵によって生み出された、世界に誇れる日本の技術、文化です。酒は神と人をつなぐ、人と人をつなぐのに非常に有効なもの。日本酒の芳醇な風味は食文化だけでなく、文学など様々な文化と深く繋がり社会的な効用は計りしれません。
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ビールやワインに圧されて、昨今は日本酒を蔑ろにしがちな風潮ですが、日本の長い伝統に基づく掛け替えのない宝を、私達はきっちり見直し、もっと大切に守らなければなりません。
幸い、松井酒造さんには次代を担う若い後継者もいらっしゃるのですから、お酒の良さを広くアピールしてもらい、発展させてもらいたいと願います。蔭で応援しています。
若社長も頑張っておられて、嬉しいです。2年後を楽しみにしております。
ラジオの放送で酒蔵と日本酒の歴史を興味深く聞きました。また、最近の日本酒ばなれをなんとかしなければなどと思いを巡らしました。たまたま、東京渋谷で飲み屋を
開いていますので早速メニューに加えてみます。渋谷で「京都の風」を体験でき日本酒の文化と京都の幕末歴史談義が出来るのも一興かと思います。松井酒造の発展祈っています。
松井社長のラジオトークを聴いて、吉田神社の節分祭を思い出しました。参道の中腹あたりで松井酒造のお酒が飲めるのですが、緑に囲まれた厳かな空間で頂く日本酒は格別でした。祭りの渦中にいる高揚感も手伝い、ついつい飲みすぎ・・・帰りの車内で熟睡。普段は酔っ払って帰宅すると、妻には嫌味を言われた上に放置されるだけですが、「本日は祭り」ということでふらつく私を楽しそうに介護してくれました。祭りってありがたいものですね。
限られた時間内でポイントを突いて語る社長。祭りにまつわる日本酒の魅力が十分に伝わってきました。随所に専務のフォローもあり、父子の良い雰囲気が醸し出されていました。ただし、社長の持ち味である「慎重な思考に大胆な行動」が極度の緊張からか多少隠れていた感があります。こちらは松井酒造の店頭を訪ねれば存分に味わって頂けるかと思います。おいしいお酒に加え、美人母娘の素敵な笑顔のおもてなしも待ってますよ!
今度は、富士千歳を購入し、家族とじっくり味わおうと思います。
「酒は、神と人をつなぐ、人と人をつなぐ媒体」いい言葉ですね・・
立派な12代目が出来、益々発展されることと思います。
松井酒造の伝統が良くわかりました。私は学生時代に他県から来ましたが、11代目松井さんからの知遇を得て光栄です。京都がより深いものなりました。お酒には色々な種類がありますが、日本人にはやはり日本酒です。日本食には日本酒が合います。京都でも、蔵元は本当に少ないと思いますが、是非その伝統を守り続けてください。
単純においしい日本酒というだけでなく、日本・京都の伝統・歴史に深く根付いていることを改めて感じ、ますます味わい深くいただけそうです。
社長からはいつも感慨深いお話を頂戴しており、勉強させていただいております。
今後とも松井酒造のご発展を心よりお祈りしております。