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2006年07月01日

06年7月1日放送 京都迎賓館@ 〜木工事〜

▼▼今月のテーマは「職人さん」です▼▼


■「京都迎賓館の伝統技能・木工事」
ゲスト:(株)安井杢工務店 工務部長 安田邦雄さん
060701.jpg
 京都迎賓館の木工事のほとんどに携わりました。
主要構造はセキュリティーや強度上の問題でSRC・RC造です。大広間など和食会食部分の木工事は小屋組こそありませんが、きちんと木の構造体を組んでいます。薄い板を張ったものではなく正味の木を使った伝統木造工事であるということです。使用している木は全て国産の節無し材です。

060701_2.jpg 大広間の広さは畳部分だけで56畳もの広さですから、使う材もやはり立派なものです。一般的な柱では心持ち材ですが、大広間では4mの心去り材の杉柱。これは樹齢で200年以上経ってないと調達出来ないものです。それから天井板は巾が50cmで長さ12m。これなんかの場合は樹齢270年の杉です。270年なんていうと杉材の限界の樹齢に近いんです。



音声:

 木の寿命が300年ぐらいですから。そういう木を山から探して切って調達しています。直径が1m20cm、株の部分だと2mぐらいある長さ50mぐらいの木。こういう材を8mの長さの鴨居や柱、天井板に使っています。

 迎賓館は外国の方をお迎えする施設ですが、まずは“京都の迎賓館”であるということですから、京都らしきものというとやはり「木造」で、さらに御苑の木立の中でひっそりたたずむ形で造る必要がありました。そのためには構造体の高さを落とし、その中で造作をしていくというのは大変な技術だったんです。

 木造についても「技術を伝承する」ことが大事です。ただビスや金物で留める施工法でなく、伝統的な技術を使って後世に伝えていきます。この建物は百年二百年と使われていくものだと思っています。その頃に昔の大工さんがこういうことをしているんだというように、何百年前もの技術が伝承されていきます。RCの建物なので動くはずがないのですが、仕口や床下の“引きどっこ”など手抜きせずに、いにしえの技術も使っています。
もし見学の機会があればさまざまな技をご覧下さい。
posted by 京都府建築士会 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 職人さん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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