ゲスト: NPO 京都ケアドッグステーション [KCS Kyoto Caredog Station]
理事長 長谷川佳子さん
長岡京市で介助犬・聴導犬の育成、普及活動をしているKCSの長谷川さんです。
お店の入り口で「ほじょ犬」のステッカーをたくさん見かけるようになりました。補助犬というのは、盲導犬、介助犬、聴導犬の総称です。介助犬は体の不自由な方の日常生活の動作を助け、聴導犬は耳の不自由な方の耳の助ける犬たちのことです。
介助犬は、全国でまだ44頭しかいないのです(盲導犬でさえ1000頭ほど)。現在、KCSを卒業した介助犬は、徳島県で1頭、京都府内で2頭が、活躍しています。<続く>

□動物とともに生きる社会
担当:内藤郁子
人と動物との関係は、そもそも人類の歴史とともに築かれてきたものです。家畜として馬は自動車の役割を、牛は耕耘機の役割を担ってきました。現在ではリハビリ治療として、アニマルセラピーも多く取り入れられています。
補助犬のユーザーさんも、動物アレルギーの方もお互い社会的弱者の立場です。譲り合い、理解し合うことが大事ではないでしょうか。
音声:
☆本日の担当:小田木洋子、内藤郁子
長谷川さんのお話の続き...
介助犬になるには、半年から1才くらいまでに、まず基本的な訓練を受けます。
介助動作の訓練は、実際にユーザーさんが決ってから行います。人によって障がいは様々で、いわゆるオーダーメイドになり、理学療法士さん、作業療法士さん達とも相談しながら進めていきます。
40日の合同訓練が義務づけられています。
その後、ユーザーさんとペアで兵庫県のリハビリセンターまで行き、試験を受け、合格してやっと「介助犬」になれるのです。
KCSの運営は、ボランティアさん7人、訓練士4人で、郵便局や府の助成金や、寄付金、募金などで賄っています。育成以外では、ヒーリングを目的とした老人施設への訪問や、小学校の総合学習、その他イベントへの出演、実演を行っています。
障がい者が社会参加し、社会が障がい者を受けいれるきっかけを作るクッキング教室などのイベントも行っています。
障がいを持った人は、世話をされる立場となり、どうしても引きこもりがちになります。外出した時に、例えば電車に乗ろうとした時切符を床に落としてしまったら拾えない、誰かの助けを求めるのが気が引ける、だから1人では外出できないと思ってしまう、など。
でも、介助犬を持つと、介助犬が切符を拾ってくれるパートナーとなって1人で外出できる。そして、私がこの子を世話しなければならないと、前向きになり、外へも出て行けるようになるのです。
犬は、物理的な助けだけでなく、心の支えになっているのです。

