
ゲスト:(株)曽根造園 工事部長 伊佐治邦広さん
坪庭は、そこで生活されている方のお庭ですので、やはり生活にあった定義をさしていただいています。どうしても、今は建物重視ということになってきているのですが、お客さんの中には、建物の一部として「緑の空間が欲しい」と言われる方もおられますので、とても大事な部分だと思います。
普通に庭木を触っていただくということが、一番難しいと思うんですが、普通を当たり前として触ってもらいたいですね。我々植木屋が手入れに入る頻度なんですが、一坪・二坪であれば、年1回くらいでも大丈夫だと思います。坪庭のサイズから言いますと、手入れの仕方や肥料のやり方、消毒の仕方とかを覚えていただければ、最終的には植木屋が年1回入るぐらいでも、十分に普通の方でも触って頂ける広さだと思います。
◇縁側のある景色
担当:畑正一郎
縁側はすぐれた部屋内と外との緩衝空間です。冬場の冷たい空気がいきなり部屋内入り込まないとか、夏の強い日差しや暑い空気が部屋内に、直接に入り込まないようにするなど、断熱層的な役目を果たしています。また家内にあっては、子供の遊び場、人とのコミュニケーションの場として多くの役割を持っています。このように、内と外・人と人を繋ぐなど「繋ぐ」という言う役割を持っているのが縁側という場所だと思います。
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