■三条の近代建築
ゲスト:京都の近代建築を考える会 宮本和則さん(京都建築事務所)
京都の近代建築を考える会は、1995年、建築好きの市民が、時を経て魅力ある近代建築を残したい、という主旨で集まり活動しています。メンバーは50人前後です。活動は、近代建築ウォッチングや学習会、写真展、京都の近代建築の冊子作成など。
今月6月12日に、三条富小路東「家邊徳時計店」さんを、第一回「市民が選ぶ文化財」に選定しました。国や府など公から文化財と認められた建築物だけではなく、市民の目で見て魅力が愛着がある近代建築物を残してほしい、という思いからです。
三条は昔、メインストリートだっただけあって、多くの近代建築が残っています。建物それぞれの保存の手法は異なります。建物をそのまま残し活用されているもの、ファサードなどの表を一部だけ残したもの、そして本物を模したレプリカ建物など。<続く>
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