■姉小路のまちづくり
ゲスト:姉小路界隈を考える会 谷口親平さん
寺町通から烏丸通にかけての姉小路通は、長い間商売している老舗が多いです。知る人ぞ知るというお店が多く、立派な看板を掲げてしっかりした商売をされているお店が多いのです。
姉小路界隈を考える会設立のきっかけは、近所の児童公園、一部が駐車場だった土地に容積率が400%、11階建ての分譲マンション計画が持ち上がったことです。その土地は、京都ガスという会社が110年くらい前に発祥した土地で、大阪ガスと縁があります。京都に相応しいく、大阪ガス(公営企業)らしいもの、地域が誇れるもの、という建物が建てられるべきだと考えました。しばらくして周辺の町内会や設計事務所等が「地域共生土地利用検討会」をつくり、まず地域のことを研究し、地域に相応しいものをつくろうという検討をはじめました。そしてできあがたものは、<続く>
◇都市計画とまちづくり
担当:松尾大地
今までの都市計画では法律による規制でしか解決できないと考えられていたため、地方、地域の文化や特徴に対応できませんでした。今は本当の豊かさを慎重に考える時期です。職住共存や、複合用途の再評価で、用途と形態の関係もできるだけ多様な選択ができることが求められています。
まちのルールは、地域の住民が話し合って決め、地域のまちづくりを行政の都市計画に組み込むことによって、適切な建築規制が実現すると考えます。
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